石炭ザンギ真っ黒なその姿の正体は?鶏醤(けいしょう)が味の決め手

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北海道のソウルフードと聞かれると、様々な料理が挙げられます。 ラーメンや石狩鍋から、スープカレーなど、北海道といえばという食べ物はたくさんあります。 そして、北海道で鶏を使った料理というと、真っ先に浮かぶのは「ザンギ」です。

度々テレビでも取り上げられられるので、北海道の「ザンギ」というと、もはや有名だと思います。 甘辛いタレに漬け込んでカラッと揚げた「ザンギ」は、皮はパリパリ、中はジューシーという、まさに鶏肉を美味しく食べる事が出来る、北海道のソウルフードです。ですが、最近北海道に出現した新しい「ザンギ」は、真っ黒なのです。


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「石炭ザンギ」はどうして生まれた?

『石炭「ザンギ」』という「ザンギ」は、2008年に北海道三笠市の「まちおこし工房ぷろぐれす」により、町おこしとして考案されました。そのヒントとなったのは、「石炭あられ」です。ですが、なぜ三笠はこれほどまでに石炭にちなんだ土産やグルメが誕生するのでしょうか。それは、三笠市がかつて炭鉱で栄えた歴史を持つからです。

北海道三笠市とは


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三笠市は、札幌や旭川と比べると小さな市で、今では小さな市となりました。 ですが、かつては大勢の人が賑わう場所です。北海道の真ん中にある空知地方南部に位置し、北海道で初めて本格的に坑内 堀炭鉱の開業、そして最初の鉄道全通、電話開通、そして上水道の設置が行われた地域です。

現在は、炭鉱も使われず、石炭でストーブをたく事も、蒸気機関車か走るという事もありませんが、今でも三笠にとって石炭は特別な存在なのです。

「石炭ザンギ」の黒い正体は?


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「石炭「ザンギ」」は、石炭をイメージした真っ黒な衣に包まれいる、外見的にはまさに石炭そのものという「ザンギ」です。初めて見た人は、「焦げているのでは?」、「食べても大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、大丈夫です。 真っ黒に見える衣の正体は、イカスミなのです。

つけダレに使われているもの

そして、この「石炭「ザンギ」」は、まさに地元愛から作られている一品なのです。 地元で有名な「鶏醤(けいしょう)」や、「みわの里」というリンゴジュースが使われていて、玉葱やニンニク、そして北海道ならではの山菜である行者ニンニクを使ったタレに鶏肉を漬け込みます。「鶏醤」というのも、 三笠市の名物で、その名前を聞いた事がないという人も殆どだと思います。

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 「鶏醤(けいしょう)」とは?

「鶏醤」というのは、鶏の内蔵と特殊な酵母や天然の塩から出来た醤油の事です。 純動物性の調味料で、天然のアミノ酸、グルタミン酸、アスパラギン酸などが豊富に含まれています。美味しいだけではなく、体の栄養バランスを整えてくれているので、とても健康に良い食品です。 他では味わえない風味も、ぜひ堪能して欲しいです。

そして、北海道産の片栗粉や玉子、そしてイカスミを混ぜた衣につけて揚げた衣は、揚げてカリカリになると更に石炭のようです。外見的には苦そうに見えるかもしれませんが、そのジューシーな食感と、タレのほんのり甘味を感じる味をぜひ、堪能して欲しいです。

「石炭ザンギ」はどこで食べられる?


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道の駅をチェック!

2009年より、黄色い移動販売車である「ザンギ号」が、三笠の道の駅で販売しています。 目立つ外見と、香ばしい香りが目印となり、道の駅を訪れた人々の興味をそそります。まずは、そのネーミングに驚くと思います。そして、近づいて商品を見た時には、その真っ黒なフォルムにやはり驚かれると思います。

ソフトクリームと一緒に?

移動販売しかしていなのかというと そうではありません。 近隣にある幾春別(いくしゅんべつ)の人気店である「あいすの社」では店舗販売もされています。 大きな『石炭「ザンギ」』は、1パック5個入りで、350円という安さです。 時折、札幌のイベントなどでも『石炭「ザンギ」』は販売されています。私の父も母もこの三笠の出身で、私も幼い頃からよく遊びに行きました。

「石炭ザンギ」初めて見たときの感想

「石炭「ザンギ」」を初めて見た時は、さすがに驚いて、なかなか食べる勇気が出ませんでしたが、その香ばしい匂いには逆らえず、購入しました。そして、一口食べると、その外見からは想像も出来ないほどの美味しさでした。

かなり1個が大きめだったので、すぐにお腹一杯になるのではと心配になったのですが、そんな事はありませんでした。地元のテレビ局なども取材に来たりした為、黄色い移動販売車の周囲には、とてもたくさんの人がいて、買ったばかりの「石炭「ザンギ」」を頬張っている人もいました。

また食べたくなるソウルフード「石炭ザンギ」

休日には、とても人気があるので、行列が出来ているという事もありました。元々あるローカルフードが進化するというのは、とても不思議な気持ちがするものです。

いつも食べている味なのに、とても新鮮な気持ちになりますし、何よりも改めてソウルフードの奥行きを感じます。普段は、家庭で作る事が多い「ザンギ」ですが、時には「石炭「ザンギ」」を購入して、その香ばしさを堪能しています。

さいごに


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北海道を訪れた時には、大きな都市ばかりではなく、小さな都市にも目を向けてみても良いのではないのでしょうか?懐かしく、そして新しい味わいを堪能する事によって、普通の観光では得られない親近感だったり、新しい発見があるのではないのかと思います。 これこそ、旅を楽しむという事です。

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